「ベートーヴェンは凄い!」は凄い! [日々の記録]
これは凄い! 現在配信中! 画質も音も良い。
http://a4a.wide.ad.jp/jp/internet.html ←簡単に観れます!
16:25現在、ホールの(2300人)観客に加えて2700人の人が視聴中。夜になれば海外の人たちも視聴するはず。
都合1万人くらいの人が観るのかな? 80歳のマゼールさんが来日して振るのはそこにも大きな意味がある。
これは掃除をしている場合じゃない気が。汗
「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2010」
慶應義塾大学は、学部研究科横断型研究・教育プログラムの一環として「ベートーヴェン・インターネット配信実行委員会(委員長:環境情報学部長・教授 村井 純)」を設置し、2010 年12 月31 日に東京文化会館大ホールにて開催される「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2010」(指揮:ロリン・マゼール)を、3D・高品質の映像・音声で、全世界に向けてインターネット配信いたします。配信されるコンサート映像は、インターネット基盤を用いアジア諸国の高等教育に貢献することを目的に各パートナー大学に対しリアルタイムの授業配信や講義の共有等を行っている「SOI(School on Internet)Asia プロジェクト」のネットワークでアジア14 カ国の大学に届けられ、子供たちが音楽を楽しむための教育プログラムを実施するほか、最先端技術を駆使し学術ネットワークとも協力しながら、様々な形式・手法で世界の国や地域に届けられます。
また、当日は、世界中でコンサートを共に鑑賞できる環境の体験により、芸術と教育の新たな形を考えるための体感実験・討論会を慶應義塾大学日吉キャンパスにて行います(参加者:慶應義塾関係者ほか)。ご取材・ご掲載のほどよろしくお願い申しあげます。
1.配信するコンサートについて
公演名:「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2010」
日時:2010 年12 月31 日 13 時~23 時35 分(トーク・休憩などを含む、演奏は約6 時間)
場所:東京文化会館・大ホール(東京・上野)
主催:株式会社メイ・コーポレーション
曲目:ベートーヴェン全交響曲 指揮:ロリン・マゼール
概要:本コンサートは三枝成彰氏の発案により開始され、岩城宏之氏や小林研一郎氏などの指揮によって継承されてきました。今回はその8 回目となるものです。指揮を務める世界的巨匠ロリン・マゼール氏は2010 年に80歳を迎え、世界各地で記念公演が行われましたが、本公演はそれらを締めくくる一大イベントです。また、ベートーヴェンの全交響曲を一つのオーケストラで一日に全曲を指揮するのはマゼール氏にとっても初めてのことと
なります。管弦楽は岩城宏之メモリアル・オーケストラ、コンサートマスターは篠崎史紀氏(NHK 交響楽団第1 コンサートマスター)です。
2.インターネット配信について
マゼール氏は、この渾身の芸術を世界中の方に届けることを熱望していました。その要求に応えて、慶應義塾大学では、全曲をリアルタイムに、3D、高品質映像、高品質音声で、一般インターネット、学術ネットワーク、アジア広域衛星インターネットなど様々なインターネット技術を利用して、PC、3Dディスプレイ、モバイル環境など多様なデバイスで視聴可能な形での実験配信を行います。詳細は以下のURLより随時アップデートします。
URL:http://a4a.wide.ad.jp/
*配信される映像及び音声の録画・録音は許可されていません。以下略。
引用元:http://www.accelia.net/news/archives/000080.html
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「つぶやき」も中々面白い。よく考えたら絶対に静かにしてなきゃいけないリアル会場ではできないこと。
プロ野球中継的な感じかな。日本の音楽マーケットは本当に面白いな。独特な成熟市場。
昨日書いた「カップ麺を年越し蕎麦代わりに~」を教えてくれたヴァイオリニスト女史、良い感じで演奏されています。
それでは、今年は大変お世話になりました。皆さん良いお年をお迎えください。
日本レコード大賞 [日々の記録]
ぼちぼち輝くレコ鯛でもチェックしますか~と思ってTVをonしたら、まあ予想とおりというか、
EXILEが3連覇を達成(個人的にはいきものがかりを応援していたのだが…)。
で、ぼんやり制作スタッフなんかのテロップを眺めていると「チェロ:丸山泰雄」を見つけた。
えっ!?
丸山泰雄氏といえば日本音コンの覇者。確かな経歴をお持ちの方(僕は面識ありません)。
こんなとき、毎日放送(MBS)田丸一男アナの個人ブログの「チェリスト列伝」は参考になるので、
丸山氏のプロフをリンクしようと思って田丸アナのブログを久しぶりに観てみたら…
あらら、なぜかなくなっている。記事の一切が。。
というわけで、丸山氏のプロフをロンド・ミュージックさんのHPから一部引用。
87年東京芸術大学音楽学部卒業。89年第58回日本音楽コンクール第1位、増沢賞・特別賞を受賞。イタリア パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール第3位、特別賞受賞。ドイツ マルクノイキルヒェン国際チェロコンクール特別賞。92年「東京国際音楽コンクール」第2位及びアサヒ・ビール賞を受賞。第2回日本室内楽コンクール第1位及び特別賞受賞。92年9月より文化庁海外研修員としてベルリン芸術大学に留学、ディプロマを最高位で取得…(略)。
引用元はこちら:http://www.rondomusic.co.jp/profile.html
個人的には、音楽産業界の祭典なので優秀な音楽家・演奏家はどんどん出るべし、と思います。
それにしても興味深い。
オーチャードホールで大晦日~元旦を仕事で年越すオケマンもいれば、
先日お会いした在京プロオケ・ヴァイオリニストさんは「昨日で仕事納めでした」というし、
ベートーヴェンの交響曲連続(!)演奏では、カップ麺を年越し蕎麦代わりに食べて踏ん張るソリストさんもいるし。
さあ、僕も掃除頑張ろう(笑)。
年賀状…うわっ。
得難い経験④ [日々の記録]
前回記事の、「大昔の僕は、決して音楽を聴いていなかったのかな…と感じています。では、何を聴いていたのか?「演奏」を聴いていたのです。決して「音楽そのもの」をきいていなかった。書く間でもなく演奏は音楽の「一部」ですよ。では、演奏とは何か?音楽とは何か?更に続きます。」…をやっと更新。
昨日坂本龍一教授がNHKでやっていた「スコラ」は、なかなか良かったな。
あそこには、あの時間には「音楽」が一杯詰まっていた。
坂本教授が放った発言にドキリとさせられたな。僕は強く共感した。
「僕たちが音楽を聞いてるんじゃなくて、音楽が僕たちを見てる。」
サスガだなこの感覚。良い仕事をしてきた大人の思考ではないかな?
たいていの「クラシック音楽好き」は、音楽そのものではなくて「演奏」についてのみ語ることが多いと思う。
そして、たいていの「音楽家」も、音楽そのものではなくて…。
坂本教授の発想は今を含めたこれからの時代を言い当てている。
「得難い経験」は④にて一旦完了とします。それとブログ引越しようかなって考えています。
得難い経験③ [日々の記録]
前回の「では、何を聴いているのか?」から、随分時間が経ってしまいましたネ。その間、台風が過ぎ去って、
異常で執拗な猛暑が、少しだけ和らぎましたが…。
さあてと、どうやって書くべきか…少し考えていていましてね。僕の考えている「結論」のひとつは、
「現時点」という条件付きですが「あります」。端的に。でも、何というか…傷つけたくはないな…という思考が、
つい働いてしまう。
クラシック音楽のマーケットは、ごく一部のハイパーブランドを除いて実態勢力の弱い小さなものだからです。
その「市場」(と表現して良いかときに躊躇する)に対して、自分サイズで寄与(チケットやCDを買う)していて、
そして自分スタイルで楽しんでいる個々の聴き手に、ああだこうだと言ってもねぇ…ということを避けることを、
僕は、本能的、慣習的、職業的に身につけてしまいました。まあ仕方がない。
話を少し変えて、53年前に、吉田秀和さんが書いた文章。僕は妙に共感を覚えます。
「…しかし、本当は、もし提出された演奏なり作品なりに、何かの欠陥があったら、批評家は、そこで悩むのが
―作品なり演奏なりとともに、傷つくのが、あたり前…」
これは、氏の『全集9』から「批評の精神」より引用したのだけれど、驚くばかりの「見抜き方」であり、感覚の強さ、
嗅覚の正しさ、芸術への接し方の見事さ…。
大昔僕は、コンサート中に他人が立てるちょっとしたモノ音に過敏になったり、「音」を凄く集中して聴く人でしてね…
一定の条件・スタイルで聴かぬ人を「批判」する人だったけれど・・同時に自分も傷ついていたのかもしれません。
なぜなら、音楽(=作品)や演奏は、聴く人が「そこにいて」初めて成立する芸術ですから。
バーンスタインとグールドの、ブラームスのピアノ協奏曲のライヴ録音がありますでしょう?
ピアノソロ開始付近で咳をする聴き手がいてね、うるさい…と、昔は真面目に思ったけれど、ここ数年で感じるのは、
咳をする人は、音楽によって心身が締め付けられていてね…、極度の緊張状態に陥っている人かな…ってネ。
もちろん純粋に風邪のときもあるでしょうけれど。ほんの参考までに貼り付けた音源だと4分35秒付近辺りから。
大昔の僕は、決して音楽を聴いていなかったのかな…と感じています。
では、何を聴いていたのか?「演奏」を聴いていたのです。決して「音楽そのもの」をきいていなかった。
書くまでもなく演奏は音楽の「一部」ですよ。
では、演奏とは何か? 音楽とは何か?
更に続きます。
得難い経験② [日々の記録]
もうひとつわかったのは、
「音楽」に対して、ご意見、ご批評などの何か「コメント」をする場合やされる場合、
その言葉を放った人と音楽との関わり方が、完全に透けて見えること。
人格や価値観まで、といっては大げさだけど、わかってしまうようになった。やっと。。
音楽を職業としている人(町の先生、プロ、プロフェッサー他)の場合は特に顕著で、
一見、他者に対して評価をしているようであっても、実は彼ら彼女らの音楽に対する
「拠り所」を表明していることがほとんどで、ときどき「ハッ」とさせられるような流石な
見識もあれば、「ああやはりネェ」と失望することもあるけれど、とどのつまり・・・、
「私の音楽観はこの程度なんですよ」と、言っているようなもの…という気がします。
いわゆる大変な音楽好きの場合でも、似たような状況があるのですが(僕も含め)。
では、何を聴いているのか?
明日以降に書いてみます。
得難い経験① [日々の記録]
有難いことに、とてもとても多くのことに携わっています。
日頃の生活の中でブログを書くペースがなかなかつかめず、放置して約2ヶ月。。。
終戦記念日の今日からでも、少しずつ、ブログの本来の主旨に沿って書いてみます。
ところで、この2ヶ月間、得難い経験を通してわかったことが、ふたつあります。
ひとつは、コンサート会場で「音楽そのものを聴いている人(聴けている人)」は、
僕の感じるところ、会場に集まる人たちの20%もいないのではないか? ということ。
*20%という数値(あくまで感覚数値だが)を、ネガティヴに捉えないでください。
まあ、そもそも僕自身、音楽そのものを聴いている人(聴けている人)であるとは、
限りませんが。
ただ、わかってきたことがあるのです。それがふたつめです。
それは、明日以降書いてみます。
常世の国からやってきた楽人たち~Shikinami(シキナミ)さん [ご挨拶・ご案内]
これはぜひ体験しておきたいコンサート。
Shikinami(シキナミ)さんたちは、
重浪…重なり合い絶えず波を立てているという意…から命名された…そうだ。
命名といえば…彼らのオリジナル作品のタイトルにも、興味を覚える人がいるのではないかな?
例えばこんな感じなんです。
ひかりのみち
五十鈴川
伊勢の道
それから、僕は…あそこは吉祥寺の曼荼羅だった…以前きかせてもらった音楽のタイトルは、
「おかげさん」。
それは、「クラシック」という一種の様式概念の世界に存在する音楽とは違った…
何というか、八百万の神(やおろずの神)を想起させる日常人生の雰囲気のする音楽だった。
日常人生? 何だそりゃ? という人もいるかもしれないが、
あなたのおかげです、いやいやあ…あんたのおかげだよ…と「おかげさん」を連鎖させてゆけば、
閉じた「生活」から開かれた「人生」に、日常が広がってゆく。
ヴァイオリンは、メンバーの「中心」にいつも控えめにいる白須今(しらす こん)さん
ピアノは、メンバーの中で最も長身(大男)なのに、とても「繊細」な野口明生(のぐち あきお)さん
ギターの堤博明(つつみ ひろあき)さんは、芸を感じさす「異質」な存在感が頼もしい
という3人が、きかせてくれるのは「和テイストな音楽」。…というより、本当は、もっと壮大な説明を、
つまり、なぜ彼らが「和感覚」の音楽を奏でるのか…その意味を問う試みせねばと思うが…いつか。
ただ、ひとついえること。
YOU TUBEなどで彼らの音楽を確かめることができるけれど、ちっとも良さが伝わってこない。
実際にみききしてみてください。
6月21日(月)19時~
すみだトリフォニーホール(小ホール)
チケットお申込みは、響和堂さん
電話:080-4200-0808
または、http://kyowado.jp/より予約専用フォームよりお申し込みください。
無我夢中 [日々の記録]
全く更新できず…
ここのところ、有難いことにものすごく忙しくさせて頂いております。
正直キャパオーバー気味なのです…が、超絶技巧的動きと心で(コンジョーと精神)乗り越えようっと。
行ったコンサートの数々…いやはや…「感じたこと」は下書き記事で全て止まっており…拙文公開に至らず。
もう、そんな記事が数十本とある。いやいや、「いやはや」という言葉を、ブログで初めて登場させたような気が…汗
操作が、少々重めのブログから「つぶやき」に変えますか…笑
さてさて、
最近感じるのは、この世は現実であると同時に、夢なのかな? と。
本当に、夢から目が覚めるときは、実は、死を迎えたときかも…と。
無我夢中。
「無我」は、仏教用語で、「我」に対する否定を表し、「我が無い」と「我ではない」(非我)との両方の解釈がなされる。
Wikipediaから
となると、まだまだ、僕は、無我には至っていませんな。
【緊急告知】
2010.6.30(水)19時 かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールで、
尺八の中村仁樹さん、琵琶の塩高和之さん、ピアノの菊池智恵子さんによるユニットで、コンサートをします。
入場料は2000円。
和楽器の繊細な音色の変化を楽しんで頂きたく、今回もマイク(PA)を使わずにすべて「生音」での演奏となります。
ショパンから『祇園精舎』まで、たっぷり、じっくり、和と洋の行き交う世界をお楽しみください!
300名収容の音楽専門ホールにどのように響くのか…僕も正直楽しみです。
☆お申込みは響和堂さんへ☆
専用電話:080-4200-0808 FAX:03-3610-5700 e-mail:ticket@kyowado.jp
伊藤恵さんのピアノ・リサイタル 2010.4.29(木)紀尾井ホール [コンサートやライヴで感じたこと]
「シューマン生誕200年への素敵なプレゼント」
この日(「昭和の日」というのですね)の天気はとても気持ち良かった。
弁慶橋を渡ってホテルニューオータニ前、紀尾井ホールまでの道のり…。
強すぎず弱すぎない風が顔に身体に当たってきて心地良い。春薫る風。
舞い落ちた花びらが歩道の所々に埋め尽くされていてその上を踏んでみる。
ふかふかの絨毯のような優しい感触が、靴底を通して伝わる。
歩くのも楽しくなる。
シューマン「クライスレリアーナ」6曲目(Sehr langsam B-dur とても時間をかけて)が、
とても印象に残った。
それは、深い黒色の世界。
ただ「黒い」のではなく、いうなれば、日本の伝統色の「蝋色」(ろいろ)。
黒漆の独特の光沢が鏡のような役目を果たし、黒色に映り込む世界が二重三重にもなる深さ。
ところが、黒の深い世界が、消炭色(けしずみいろ)のような灰の混じった色になった途端、
藍海松茶(あいみるちゃ)が持つ、やや黒みがかった青緑色に変化する…のを感じたら…、
今度は、松葉色(まつばいろ)の、松の葉のような深い緑色の世界が束になって出現する!
…とじっと目を凝らしていると赤色! 深紅(こきくれない)という濃く深い憧れの赤色を
感じさせる世界。しかも音を使って。音楽を用いて。ピアノを鳴らし…ね。
ともかくこのように響いたシューマンを、僕は初めて耳にした。
同時になぜこのような印象を与えるのか「理解」を試みようとした瞬間、色がす~っと抜け、
白く輝く山の頂きが心の眼前に。
ああ、白も色だったのだ…ことを知る…。
実に「異質」な世界に引き込まれた。
シューマンの「憧れ」に、クライスラーの「霊感」が感応したのが「クライスレリアーナ」。
それは、ファンタジー集だろうし、あからさまにしていないが、一種の霊感集ともいえる。
そして、同じく生誕200年のショパンに捧げられた作品だけれど…パステル風の色彩がない。
色の原色のままをチューブから出して世界を描くという濃さ。ものすごく濃い。「濃い」。
一種の恋焦がれの濃さ。
もう一度書くけれど、「クライスレリアーナ」をこのようにきき、感じ取ったのは初めて。
伊藤恵さんのピアノから初めてきいた「クライスレリアーナ」の…恐らく本質の…世界。
順序が逆になるけれど、最初にきいた「こどもの情景」は、全てのものごとが、ピタリと
と決まってゆく。「決まってゆく」とは書いても…、
「ON」と「OFF」。「0」と「1」。「○」「×」。「合う」か「合わない」…とか、何か、
デジタル風の「指標」と照らし合わせて「決まった」と感じるものではないのです。
「シューマン・リズム」。
伊藤恵さんのシューマンをきいていると、ときどきそう表現したくなるようなリズムだし、
テンポなのです。特に「こどもの情景」は、シューマンと妖精との協働作業で仕上がった
趣きのある作品。日常のくつろいだ生活の中にある規律正しいリズムや生活のテンポ。
自然の摂理に適った生活や人生を送る人が紡いだシューマンの「こどもの情景」なのです。
いとおしい風景がいっぱいに広がった。
伊藤恵さんは、これからどのように年を重ねてゆくのだろうか?
伊藤さんにもわからないかもしれないけれど、年を重ねてゆくことは幸せなことだな…と、
そう感じさせる音楽家がきかせてくれた「こどもの情景」。
シューベルトの「3つのピアノ曲D949」と「楽興の時D780 op.94」が、後半に並ぶ。
僕は、シューベルトは好きだけれど良くわからない。
ただ、どんな作品をきいてもいつも感じるのは、「カフェーでの喧騒」と「死に神」。
カフェーは喧騒というより、仲間同士のワイワイガヤガヤ楽しい時間と空間の「それ」。
「それ」と「死に神」は、作曲家の若い頃でも最晩年でも、割合が少し異なるだけで、
既に作品に同居しているのです。
だから、シンプルなメロディーや独特のハーモニーの中に恐怖を感じるときがある。
伊藤恵さんの演奏は「シューマンから見たシューベルト」という具合…と感じた。
これはこれで、別の魅力があると思います。
それにしても、伊藤恵さんは、何と素晴らしい心を持った音楽家だろう!
ききてとして、シューマン生誕200年を共に祝うことができて、感謝です。
【ご体感ください】尺八+琵琶+ピアノ=「絶対未聴領域」! [ご挨拶・ご案内]
尺八+琵琶+ピアノ=「絶対未聴領域」。
是非、ご体感ください!
場所:日比谷スタインウェイサロン東京松尾ホール 詳細地図は⇒ココ
出演:中村仁樹さん(尺八)、塩高和之さん(薩摩琵琶、楽琵琶)、菊池智恵子さん(ピアノ)
当日は、
中村仁樹作曲:尺八と琵琶とピアノのための「たいまつ」「Aries」
塩高和之作曲:尺八と琵琶のための「まろばし」「塔里木旋回舞曲」
ショパン/中村仁樹編:ノクターン 第20番 遺作…他
に加えて「尺八+琵琶+ピアノ」のための新たな作品が登場します。
御申込みは、
響和堂さんへ
e-mail:ticket@kyowado.jp
TEL:080-4200-0808
FAX:03-3610-5740
「5.27≪尺八+琵琶+ピアノ≫」でお申込みください。
e-mailやFAXでの御申し込みの場合は、御氏名、御連絡先、枚数などをお書き添えください。
♪おききになった方々のお声♪
「名曲探偵アマデウスで武満さんの「November Steps」で衝撃を受けていたところでのタイムリーな演奏でひと際感動できました。(略)特に、彼女がリクエストした即興曲「星の降る夜」は、会場全体が星空に変わってしまうくらいの素晴らしさで、驚きを禁じえませんでした。」(Fさん)
「ドビュッシーもショパンも、とても雰囲気が合っていて驚きました。個人的には明るい曲より、暗めの曲の方がよかったです。異色のショパンとして出せば、今年あたりはかなり注目されるのではないでしょうか。」(Aさん)
「アンコールのショパンは、単純ながらも独特の雰囲気がでていて楽器の特徴云々とは関係なく感動しました。」(Hさん)
「私自身、尺八、琵琶を演奏会で聴くのは初めてかと思います。演奏者の技量の高さもあり最初の中村さんの尺八のソロで西洋楽器の演奏会とは違うという空気が会場を覆い、この空気感はまだ言葉では表せませんが、居心地の良さを感じました。その後のオリジナルについて、ピアノと尺八はこんなに聴きやすいんだ!と思い結構ポピュラリティーがあり何かあるかな?と思いました。後半のドビュッシーを聴きたかったです。(残念)。3重奏については面白い響きに驚き、「絶対未聴領域」という表現に思わずにやりとしてしまいました。非常に知的好奇心を喚起させる音楽会でした。」(Tさん)
「案内文のとおり尺八の中村さんは魅力のある方で、このようなアーティストを通して日本独自の音色がもっと広まるといいなと思いました!素晴らしかったのは琵琶の塩高氏で、紹介のため一瞬だけ披露した祇園精舎で会場の雰囲気が一変するくらい、音に込められた集中力がすごい!」(Kさん)
お声の一部を掲載させて頂きました。
有難うございました。
※いつも御手伝いくださるメイフィールド企画さんは、当日メンバーの方々の御都合がつかず、今回は響和堂さんだけが、御申し込みの御手伝いをくださいます。感謝!
nice!いつも有難うございます。感謝^^