【御礼】「21世紀のスタンダード」は、この日から始まりました [日々の記録]
洋楽器の王様ピアノを弾く菊池智恵子さん。和楽器の王様樂琵琶を弾く塩高和之さん。
尺八の「王子様」中村仁樹さん。尚、この楽器編成は滅多にないもので、貴重な写真なはずです。
公に宣伝した期間は僅か約20日間。それにも関わらず、しかも年末でお忙しい中、とても熱心な
聴き手の方々に多数お集まりくださり、心から感謝申し上げます。有難うございました。
「21世紀のスタンダード」は、この日から始まりました。
善福寺手帳さんのブログにご感想がございました。本当に有難うございました。
それからmixiにもご感想をお書きの、ひとみさん他の方々。本当に有難うございました。
♪♪♪
Classical Music Cafeへようこそ!
課題は(音楽的なことに絞ったとしても)多々出てきましたが、嬉しいのは、演奏されたお三方
とも自分に対して厳しい批評眼を持ち、それでいて「良いところを」エネルギーにしながら、次
への課題を的確に把握してくださっていることです。他者に対して、そして、自己批判も厳しい
塩高さんがブログに書かれていらっしゃいますが、このスタイル(洋楽器の王様+和楽器の王様
+尺八の王子様)で、曲が必要だと本気で感じてくださっていることです。その点は、中村仁樹
さんも全く同じに感じてくださっています。お二人とも作曲家ですから。
聴き手の多くは、超一流の音楽家や芸術家に触れる度に気づくはずです。
どのアーティストにも、この人にしかできぬ「核」があるということに。その「核」に感動する
ことに。「核」から外れたことは「遊び」にしか過ぎませんね。勿論「遊び」は大切ですが…。
中村仁樹さん作曲の「尺八と薩摩琵琶とピアノのための<たいまつ>」。塩高和之さん作曲「まろ
ばし~尺八と琵琶のための」に接して、驚かれた方も多数いらっしゃったのでは?と思います。
僕は、そこに彼らの「核」の部分があると信じています。それに…、
これらの楽器のことに精通し、且つ作曲をするお二人を、僕は、過去の「西洋のクラシック音楽」
の作曲家…、例えば、ルイージ・ボッケリーニに近い存在だな…とも感じます。ボッケリーニの
業績のひとつは、通奏低音の役割に過ぎなかった当時のチェロを、即興性や豊かなメロディーを
持つ作品を、自ら創作して演奏して、当時において広め、そして後世に残したことですからね。
話を戻して、ピアノの菊池智恵子さんが「再現」と「即興」を柔軟にこなすことも重要な役割を
担っています。創造行為は、実は「即興」と「再現」の間にある行為なのですから。
ところで、なぜドビュッシーのチェロ・ソナタを、チェロの代わりに「尺八」で演奏するのか?
大急ぎで書いた当日の拙文プログラムにもありましたが、抜粋を引用(一部修正加筆)すると、
作品が本来持つ「精神世界」を、チェロで演奏する以上に、もし「それらしく」表現できるので
あれば、これこそ、この時代に生きる芸術家…弾き手…の仕事にもなり得ると思うのです。和楽
器による「それらしい」を、「ヨーロッパ」の人たちにも気づいてもらえたならば、クラシック
の演奏史において新たな歴史を刻むことになるでしょうし、和楽器の演奏家にとっても、楽器が
持つ「可能性」と「精神性」を「西洋」へ伝える…それも邦楽を使わずに…つまり「精神の逆輸
入」に携わるという新たな役割を担うことになるのです。
静かに静かに「21世紀のスタンダード」が、この日…2009年12月28日(月)…から始まりました。
お越しくださいました聴き手の方々、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。
中村さん、塩高さん、菊池さん、有難うございます!
川口さん、石田さん、森野君…本当に感謝します。
響和堂の仲村さん、有難うございました。
次回は2月に開催致します。詳細決まり次第告知をさせて頂きますので、是非お誘いあわせの上、
ご来場くださいませ!!
ご成功おめでとうございます♪
2月の演奏会も素敵なものになると良いですね!
とても充実した素晴らしい記事をたくさんありがとうございました。
読み応えがあり、とっても楽しかったです♪
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。(^_^)/
by りゅう (2009-12-31 12:43)
ヒデキヨさん、こんにちは。
演奏会、素晴らしいものになったようで、よかったです!
和楽器の世界を広げていき、広めていく。
これからも頑張って下さい!
先日、家の押入れに祖父が若い頃に吹いていたという尺八がころがっていたので、吹いてみましたが全く音が出ず、ずっと吹き続けていたらクラクラしました。(笑)難しいですよね。(汗)
音楽について知る事・考える事ができて、楽しかったです♪
来年も宜しくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎えください。
by 音楽っ子 (2009-12-31 16:01)
夢のコラボでしょうか…ステキですね♪
クラッシックから大分離れてしまっていたので
ヒデキヨさんの記事はとても新鮮でした
来年もよろしくお願い致します。
良いお年を!
by キャシー (2009-12-31 18:15)
daland です。
こんばんは。
今年一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年をお迎え下さい。
by daland (2009-12-31 20:40)
今年はご訪問いただきありがとうございました
来年もよろしくお願いします。
by カズイチ (2009-12-31 20:43)
昨年中はご訪問くださり、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
新しい年が素敵な年になりますように!
by youzi (2010-01-01 01:34)
明けましてオメデトウございます!昨年は大変お世話になりました。
本年度もどうぞ宜しくお願い致します。
by shin (2010-01-01 08:49)
明けましておめでとうございます。
>和楽器の演奏家にとっても、楽器が
持つ「可能性」と「精神性」を「西洋」へ伝える…それも邦楽を使わずに…つまり「精神の逆輸
入」に携わるという新たな役割を担うことになるのです。
仁樹さん、ご出発されましたね。
仁樹さんが、
ヒデキヨさんが「思う」役割を海外で果たし
世界に和楽器の良さが伝わることを願っています。
微力ながら
今年も二人の王子様の応援頑張ります!!!
暴走はしないように、ひとみちゃんに押さえてもらいますね(爆)
子どもの頃から音楽の成績は悪かったのですが
聴くことだけにはなぜか興味が示せました。
ヒデキヨさんのブログで
今年も色々とお勉強させていただきます~(*^_^*)
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m
by ピカ (2010-01-01 22:32)
りゅうさん 有難うございます!
まだなところもありますが
いつかは ぜひ りゅうさんにも聴いて頂きたいです
りゅうさんの お聴きになられる音楽のバランスが僕は 好きです
本年も ご健筆をお祈り申し上げます
どうぞ 宜しくお願い致します!
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:22)
>ずっと吹き続けていたらクラクラしました。
音楽っ子さん 気をつけてくださいね^^
この日は1200年前の形・構造のそのままの 琵琶(樂琵琶)も
登場しました
音量 機能 吹きやすさ…で発展と遂げた洋楽器では
あり得ない ことですよね 1200年前のままなんて!
つまり 音楽的にとっても「制約」が多いのですが
音が出たときの感興は 洋楽器にないものがあります
難しいことを やって頂いていることに感謝です
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:28)
キャシーさん 有難うございます!
キャシーさんのコメントを拝読するのが 楽しみでした
ご自分にとっても素直で 楽しさが直球で伝わってくる感じが
僕は 好きでした
本年も どうぞ よろしくお願い致します!
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:31)
dalandさん
こちらこそ 旧年中はお世話になりました
ありがとうございました!
本年も どうぞ 宜しくお願い申し上げます!
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:33)
カズイチさん
ありがとうございます!
今年も 宜しくお願い致します!
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:35)
youziさん
こちらこそ 旧年中はお世話になりました
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:38)
ピカさん 明けましておめでとうございます!
こちらこそ 今年もよろしくお願い申し上げます
>暴走はしないように、ひとみちゃんに押さえてもらいますね(爆)
ここは敢えてノーコメントですが
ピカさんの「感性」は 僕は素晴らしいと感じます
今年のご活躍をお祈り申し上げます!!
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:42)
shinさん 明けましておめでとうございます!
旧年中は こちらこそお世話になりました
本年のご活躍をお祈りしております!
どうぞ宜しくお願い致します
by ヒデキヨ (2010-01-03 20:47)